【神奈川県】おすすめ日本酒11選!〜味わいや酒蔵の魅力も紹介〜

使用する酒米や酵母によって、さまざまな味わいに変化する日本酒。
酒蔵によっても味わいに特徴があり、飽きずに楽しめるのが嬉しいですよね。
地域によって日本酒の特性も異なり、遠方に赴く際はその土地の地酒を楽しむのも良いでしょう。
今回は神奈川県の美味しい日本酒を特集します。
神奈川には14の酒蔵があります。その中で、ぜひ味わってほしいおすすめの日本酒を10種、厳選しました。
横浜・関内エリアで日本酒を楽しめるスポットも紹介します。

【神奈川県】おすすめ日本酒11選!〜味わいや酒蔵の魅力も紹介〜

神奈川県の特徴

神奈川県は首都圏も含みながら、広く海に面し、西端には温泉で有名な箱根町、湯河原町があり自然豊かな地域も多くあります。県中央部を流れる相模川、西部を流れる酒匂川という二つの大きな川があり、県の重要な水資源として、利用されています。また、芦ノ湖、相模湖、津久井湖、丹沢湖、宮ヶ瀬湖など水資源利用のための人造湖があるのが特色です。

日本酒の原料でもあるお米に関しては、生産量が47都道府県の中で45位と低いです。しかし、「はるみ」という「コシヒカリ」や「あきたこまち」と同じ特Aにランクされたお米が生産されています。つやがあり強い甘みが特徴です。

神奈川県のおすすめ日本酒11選

それでは、神奈川県のおすすめ日本酒を紹介します。
味わいの特徴や酒蔵の歴史も合わせて見ていきましょう。

泉橋酒造 いづみ橋

引用:https://izumibashi.com/

神奈川県のおすすめ日本酒、1つ目は海老名市にある泉橋酒造の「いづみ橋」です。
泉橋酒造は安政4年創業の歴史ある酒蔵。酒造りだけでなく、米作りも行うことで米の特徴を熟知した日本酒づくりを行っています。
酒蔵の名前が付いた、代表的な銘柄の「いずみ橋」はさまざまなスペックで展開されています。磨き上げられた純米大吟醸から、純米吟醸、純米原酒など。もっとも精米度合いが高い「純米吟醸酒 いづみ橋 山田錦」は果実のようなフルーティーさが魅力。ほのかな優しい甘味と軽やかな酸のバランス感のある味わいで、和食洋食どちらと合わせても良いでしょう。

久保田酒造 相模灘

神奈川県相模原市にある久保田酒造の「相模灘」も、ぜひ味わっていただきたい日本酒です。

創業以来製造している銘柄「相模灘」は米の旨味が感じられるバランスの整った食中酒。季節に合わせて、冷や、常温、熱燗など好みの温度で味わうことができます。「相模灘」はさまざまな酒米、精米度合いで作られており、あなた好みの味わいを見つけることができるでしょう。「純米吟醸 雄町」は日本酒度+2、酸度1.6と、まさにど真ん中の食中酒。雄町特有のコクが味わいに膨らみをもたせてくれています。

大矢孝酒造 昇龍蓬莱

神奈川県のぜひ飲んでいただきたい日本酒3つ目は、大矢孝酒造の「昇龍蓬莱」です。

神奈川県だけでなく、全国的に知名度のある日本酒であり、飲んだことがあるという方も多いのではないでしょうか?自然豊かな神奈川県愛甲郡愛川町にある大矢孝酒造は、180年もの歴史を持つ酒蔵です。

名前にもインパクトにある「昇龍蓬莱」の中でも「昇龍蓬莱 純米(生もとブレンド)」は最もスタンダードな一杯。生酛由来の酸が心地よく広がり、日本酒の奥深さを味わえます。

大矢孝酒造 残草蓬莱

「昇龍蓬莱」と同じ酒蔵で作られている「残草蓬莱」も、ぜひ味わっていただきたい日本酒です。

「残草蓬莱」シリーズは、スタンダードな日本酒とは一線を画した斬新なラインナップです。女性に嬉しい低アルコールの銘柄や、スパークリングタイプの銘柄があります。スペックにより異なるラベルも可愛らしく、ピンク色や水色など目を引くカラーばかり。

ピンクラベルの「残草蓬莱 Queeen 純米吟醸槽場直詰生原酒(12度)」は低アルコールなのにどっしりとした味わいが特徴。甘みと酸味がしっかりと口の中で広がり、日本酒ならではの旨味を味わうことができます。

清水酒造 巖乃泉

神奈川県相模原市にある清水酒造の「巖乃泉」も、ぜひ味わっていただきたい日本酒の一つです。

清水酒造は神奈川県内で最も古くからある酒蔵。代表的な銘柄である「巖乃泉」はスペックの豊富さも魅力。大吟醸、純米大吟醸、純米吟醸、吟醸辛口、本醸造、原酒、普通酒と、精米度合いのみならず辛口といった味わいの日本酒もつくられています。原酒など、日本酒好きのための商品もありますので、ぜひ自分好みの味わいを見つけてください。

石井醸造 曽我の譽

神奈川県のおすすめ日本酒6つ目は、石井醸造の「曽我の譽」です。

神奈川県足柄上郡にある石井醸造はさまざまな銘柄のお酒を製造している酒蔵。仕込み水にもこだわっており、硬水を使用しています。ミネラルの働きにより、酵母の動きが活発になるそうです。

「曽我の譽」はコクのある味わいが特徴。味わい深いお酒は、味付けのしっかりした料理とよく合います。

中沢酒造 松美酉

神奈川県足柄上郡にある中沢酒造は1825年創業の酒蔵です。

代表銘柄である「松美酉」は通年販売の他に季節限定品も販売されています。季節限定品では、しぼりたて、にごり酒、秋あがり、夏純大などが用意されています。伝統を守りながらも、季節ごとに異なった味わいの日本酒を提供できるのは、素直な酒造りをしているから。「こびず、おごらず」というポリシーをもとに、日本酒づくりに励んでいるそうです。

通年販売されている定番商品「松みどり 大吟醸 原酒」は低温で長期間発酵させた最高級の銘柄。濃厚な味わいをダイレクトに感じられる原酒タイプは、日本酒好きにはたまらない一杯です。

吉川酒造 雨降 ~THE SEA CHANGE~

引用:https://isehara-kanko.com/news/chief-report/5641/

冒頭、ご紹介した神奈川県産の特Aのお米「はるみ」。そのお米で作られ2022年3月に発表されたばかりのお酒です。通常、日本酒というのは酒米を利用するのですが、食用米を利用しているというところが特徴のひとつです。「はるみ」の風味をいかすため、あえてお米を削らずに作っていて、「ちょっとビター」とのことです。今のところ入手可能なのは伊勢原のお店、飲食店に限られる模様です。気になるお酒、伊勢原に行った際にはぜひ飲んでみたいものです。

瀬戸酒造 ぴいひゃら

神奈川県足柄上郡開成町にある瀬戸酒造。

瀬戸酒造はユニークな名前の日本酒を多数販売しています。1865 年創業の酒蔵で、一時は製造を中断していましたが、2018 年から醸造を再開しました。瀬戸酒造では、自然豊かな資源を最大限に活かした日本酒づくりが行われています。

瀬戸酒造の「セトイチ」シリーズには、柔軟な発想によって生まれた8種類の日本酒があります。その中の一つが祭りを連想させる日本酒名の「ぴいひゃら」です。まるで体が跳ねるような、そんな軽快さのある味わい。若々しい華やかな味わいは、女性にも人気の高い一杯です。

瀬戸酒造 月が綺麗ですね

先ほど紹介した「ぴいひゃら」同様、瀬戸酒造の「セトイチ」シリーズにラインナップされている日本酒「月が綺麗ですね」

幻想的な日本酒名同様、味わいも穏やかで大人びたものです。ふくらみのある品の良い味わいは、特別な夜にぴったり。お刺身や小田原の高級なかまぼことも相性抜群です。

瀬戸酒造 酒田錦 本醸造

神奈川県のおすすめ日本酒、最後は瀬戸酒造の「酒田錦 本醸造」です。

瀬戸酒造の代表銘柄であり、歴史あるしっかりとした味わいが特徴です。「酒田錦」には純米と本醸造があります。かつての酒蔵に根付いた味わいを復刻したのが「酒田錦 本醸造」です。こちらのお酒は令和2年、東京国税庁の酒類鑑評会で優等賞を受賞しています。

横浜・関内エリアで日本酒を楽しむには?

多種多様な銘柄が楽しめる日本酒の宝庫、神奈川県。中心地である横浜・関内エリアで日本酒を楽しむなら創作バルannaです。

神奈川県横浜市中区相生町にある日本酒と創作の日本料理のお店です。記事後半で紹介しました、瀬戸酒造のお酒も近日ご用意予定です。日本酒に合うお料理と、洗練された空間で特別な時間をお過ごしください。

まとめ

いかがでしたか?
今回は神奈川県のおすすめ日本酒を10選紹介しました。
神奈川県は関東の中でも自然豊かな地域。
東京近郊でありながら、多くの酒蔵で歴史を感じられる日本酒づくりが行われています。
「創作バルanna」では地酒から幻の限定品まで、さまざまな日本酒をご用意しています。
神奈川県の横浜・関内エリアに立ち寄った際には、ぜひ「創作バルanna」で美味しい日本酒を味わってくださいね。

著者のイメージ画像

白澤 慶

「創作バル&お結びさんどanna」のオーナー。「Lounge Kiyora」のオーナーでもある。